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生物学習マトリックス(BioMTX) <課題考察式学習法・学習内容構成論> 階層性/階層構造性のロジカルシンキング 考察の視点の自己相似性について
お願い:このWeb実演生物学を用い「授業講義や研修会」などを行う場合は、事前にその趣旨などの通知が必要です(付帯条件です)。 |
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<目次/構成:概説編・実践編 >
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この下パネル「学習マトリックス」のボタンや
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資料1. 動物体の階層性(階層レベル)の考察
□ 階層構造レベル 1.
□ 階層構造レベル 2.
□ 階層構造レベル 3.
□ 階層構造レベル 4.
□ 階層構造レベル 5.
□ 階層構造レベル 6.
□ 階層構造レベル 7.
□ 階層構造レベル 8.
・・・・・・・・・・・ 本編の主要なイメージ(Fig0-Fig000) |
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<T.概説編> ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 〔T-0. はじめに:概説編の概要〕
補足1. 科学とは?
補足2. 生物学とは?
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〔T-1.考察の視点〕
〔T-2.階層性〕
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〔T-3.学習マトリックス〕
〔T-4. 学習マトリックスの補完:機能の基本〕
〔T-5. まとめ〕
補足1 (細胞生理の基本)
補足2(巨大分子)
補足3(補足1の発展)
補足4(個体発生)
補足5(細胞培養実験)
<T-6. 要約:動物体の考察の視座視点>
以上、当たり前のことを書いているようで、 U. 学習マトリックス(BioMTX)
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<事例「DNA」の考察> | |
A. DNAはどこにあるか? |
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<MTX利用法:事例>
補 足
- 概念化された階層レベル(X軸区分)そのものを学習や考察の対象とする場合、その第1の視点は「構造:要素の配置と繋がり」であり、つまりどのような大区分や種類から成り立っているか、である。また対象としたレベルとその上位下位との関連性である。
- 要素/用語はその上位の階層により規定される。いわゆる自明の扱いであるが、構造(要素の配置とその繋がり)の観点から扱えば、それらは文脈ベースの連続的な解説の一部である(用語の単離浮遊にはならない)。よって、その前提として共有命題(図5)を必要とする。
- 動物体の階層性は「ツリー構造」であり裾野が際限なく広いピラミッド型のイメージである。つまり、体構造の要素用語はその階層上位と個々のリンク関係にあるが、学習の場においては一般論(概論)として扱いながら、必要に応じて「実体と概念の連立」の関係から個別の対応(各論)とすることも必要である。
- 実践編で取り上げる課題(ワークシート)に関わる用法の事例(一部)を以下に記す。
- 必要に応じてサイト「階層性:視座視点一覧」を参)。
ワークシートA 5A. 細胞はどこにある? |
ワークシートB 2A. 器官系は体のどこにある? |
ワークシートC 4A. オモテ側の細胞層 (実施課題Cを通じて考えよう) |
ワークシートE 6A. 細胞小器官はどこにある? (実施課題Eを通じて考えよう) |
資料2. 階層性(階層構造性)
:動物体の見方・考え方・進め方・・・(基軸A)
以下の表「階層性とその共有命題」の詳細は別サイトを参照:「ココ」をクリック
<V. 実践編>
:動物体の階層構造とそのロジカルシンキング
・・・実験/演習/講義
(表題. 細胞培養実験に基づく「動物体の成り立ち」とロジカルシンキング)
1.はじめに、2.実施課題の概要:ワークシート学習項目、3.注意、4.補足:〔A.細胞実験〕・〔B.体内構造の基本〕・〔C.組織観察〕・〔D.まとめ〕・〔E-1.細胞構造の基本〕・〔E-2.細胞生理の基本〕・ 補足資料
・・・・・・・・・・・・・
V-1. はじめに
概説編では、個体生物学の学習に必要な学習の視座(考察の枠組み)・「学習マトリックス」について説明しましたが、やはり具体性がないと納得できないと思います。それで、本編(本講義)では幾つか具体的な話題(下記「実施課題」V-2.1)を取り上げ「個体生物学の基本的なロジック」ということを考えたいと思っています。但し、生物学の理念は「実体と概念の連立連携」であり、つまり実験学習(実体に基づく生物理解)が必要です。文章解説では理解が難しいことでも実験考察を行えば視野が広がるはずです。
それで本編・本講義では「論より証拠・されどロジックも必要」という観点から、実験学習に基づく「動物体の階層構造とそのロジカルシンキングの展開」ということを「ワークシート形式」で実施したいと思っています。実施実験は体の基本単位「細胞」を対象とします。つまり、細胞培養実験に基づく「動物体の成り立ち」の考察を行います。
V-2.実施課題の概要
なお、以上のことは階層性「個体から細胞」のことなので、時間があれば階層下位「細胞生物学:細胞から分子」に関わる課題「細胞構造と細胞生理の考え方」ということにも踏み込みたいと思っています(ワークシートE-1、E-2)。「筋肉は何からできている?」ということを、DNAや分子レベルも含め、話し合いたいと思います。
よって、以上の本講義のテーマは、細胞培養実験に基づく「動物体の成り立ち」:階層性ロジカルシンキングの展開(その一部)です。つまり、「論より証拠、されどロジックも必要」ということを実感してほしいと思っています。生物学習には基本的なロジック(論理・考え方)が必要ではないでしょうか。学習とはプロセスであり肉体労働である。
より長く筆記用具を使った教科は何?
<V-2.1. ワークシート学習項目>
本講義の実際はこのWebテキスト「実演生物学」TopPageの「実験講義2」に基づき実施される。 内容の詳細はワークシートに記す指定サイトに基づき実施される。
ワークシートA.
Exp1 体の基本単位「細胞」の__を「細胞培養実験」で確かめる
実験講義2/実践スライド[1-5]は ココ をクリックし参照〕
*表題「生きている細胞をシャーレに入れたらどうなるか?:お絵描き実験」
*目的:細胞の基本的性質の確認(形態変化とその自律性について)。
*学習マトリックス:階層性「細胞」の5Aから5F(5EはE-2で実施)
ワークシートB.
協議 「動物体の基本構造と動物生理の基本」〔実験講義2/実践スライド[3.導入、4,演習1]は ココ をクリックし参照〕
*表題「ネコの前にサカナを置いたらどうなるか?:体の中身の描き方」
*目的:器官系に基づく体構造「2系6要素」という考え方の確認
*学習マトリックス:階層性「器官系」の2Aから2F、
*学習マトリックス:機能の基本「全て:2系6要素+α」
ワークシートC.
Exp2 「動物組織のバーチャル顕微鏡観」
〔実践スライド集はココをクリックし参照〕*表題「体の形は何からできている/無いとの境界には何がある?」
*目的:ヘマトキシリン・エオシン染色組織体構造の見方:体腔管腔その壁面
*学習マトリックス:階層性「組織:上皮組織について」の4Aから4F
ワークシートD.
まとめ(協議)「細胞の基本的な性質と動物体との関連性」
〔実験講義2/実践スライド[9.考察2、11.考察3]を参照:左文字列をクリック〕
*学習マトリックス:考察の基本「繋がり」の1Dから5D、階層性「細胞」
下記は時間の都合に応じて調整し実施予定する
ワークシートE-1.
補足1「細胞構造の基本:細胞くんの描き方」
〔実践スライド集はココをクリックし参照〕
*階層性「細胞/小器官」の5E・5FワークシートE-2. 補足2「細胞機能の考え方:2系6要素の展開」
〔実践スライド集はココをクリックし参照〕
*階層性「器官系/小器官」の6A・6F
<V-3. 本実験講義に関する注意事項>
基本命題(どのように説明しよう)
本講義では下記の生物学に関わる項目(共有命題)を考えます。1)リンゴが木から落ちた(らどうなるか) - - 物理学
2)塩の塊を水中に入れた(らどうなるか?) - - - 化学
3)細胞をシャーレに入れた(らどうなるか?) - - 生物学1(細胞学)
4)体の薄切りを2色で染めた(らどうなるか?)
- - 生物学2(組織学)5)ネコの前にサカナを置いた(らどうなるか?)
- - 生物学3(解剖学)6)仔牛が草を食べた(らどうなるか?)
- - 生物学4(生理生化学)7)細胞自身は何をしている?
- - 生物学5(細胞生物学)
ワークシートA.
・・・・Exp1 「細胞培養実験:お絵描き実験」
*表題:生きている細胞をシャーレに入れたらどうなるか?:お絵描き実験
*目的:細胞の基本的性質の確認(形態変化とその自律性について)。
<本節(シート)の目的>
階層性の主要レベル「細胞」に関わる実験観察を行います(実施課題A)。つまり「細胞は体の基本単位であり、体は細胞と細胞間物質からできている、体の全ては細胞から生じる:細胞説」という基本命題があるので、「生きている細胞をシャーレに入れるとどうなるか」ということから、以下に示す「お絵描き実験:形態形成に関する基礎実験」を通じて、その基本的な性質を確かめたいと思っています。つまり「細胞培養実験」を行ないます。本節の実践サイト(講義テキスト・スライド集)は「実験講義2:序論 1-5から」です。移動には「ココ」をクリック
お絵描き実験(目的と概要)
・・Webサイト「細胞実験:Exp1」
生きている動物細胞(魚類の培養細胞FHLS)と身近な生体由来の物質(ゼラチンやアルブミン)を材料に「細胞培養実験」を行ないます。最終的に、培養シャーレの中に微小な細胞で大きな「形」を形成します。なぜ細胞で簡単に「形」ができるのか、その理由を「細胞や材料の性質や特徴」から考えましょう。更に、生体の組織細胞との類似性から考察しましょう。結果的に「動物体の成り立ち」に対する基本的な視点を構築しましょう、を目的とします。疑問は大切に!
演習1:形態形成に関わる基礎実験
:「お絵描き実験」のロジック
(仮説演繹的な考え方)
1)体は「_____」からできてくる(由来)。
2)体は「_____と________」で
できている(区分/構成)。
↓それなら、
3)生きている___と____の__
(細胞間物質)があれば「形」ができるはず。
4)それらの性質や役割が解れば「___」が
できるはず。
5)______としてできるはず。
↓それなら、
6)______:動物培養細胞による
形態形成の基礎実験をしてみよう。
7)実験とは_______________。
君は何を知りたい確かめたい?
*したがって、学習実験に失敗はない
自主的な考察が実験・その経緯結果から原理を理解すること。構造の観点からあるがままに「要素の配置とその繋がり」を探求する至極自然な取り組み。誰もが必要とする自然誌の学び:空間と構造認識/読解力/自己分析能力の構築への楽しげな時間。ただし、答はないよ!・それが自然/Nature/本質だよ。限られた時間で自分自身で取り組む大切な時間。
きっと、その学習時間は、なぜか限られている、それで、その時間は身近な人と大切にしてね!補足:実験や技術は「素材の性質(物性)の理解」に基づき開発される。細胞培養技術とは体内細胞が生きる生育環境の再現で成り立つ。よって細胞実験の経緯・経過・結果は体内細胞の様態を少なからず反映する。細胞実験を通じて体の中身や成り立ちを考えましょう。「基質/マトリックス」とは何かを生み出すところという意味・ニュアンスです。
<挿入図#2> |
<挿入図#3> |
<お絵描き実験の材料>
□1.培養シャーレ、□1.ゼラチン(Gel)、
□2.綿棒、□3.血清アルブミン(Alb)、
□4.スポイト、□5.魚類細胞FHLS(Cell)、
□6.2次培養液(Ca-Med)、□7.固定液(G-Fix)、□8.染色液(CV)、補足:本実験では生体の主要且つ最大?含量の重要な成分を実験材料としています
:基本単位「細胞」、構造蛋白「コラーゲン」、液性蛋白「アルブミン」、生体イオン「Caイオン」、栄養素:生体分子・細胞増殖因子「培養液成分」(「骨切り実験・血清アルブミン液加の熱実験」で生体成分の性質を確認してみよう)
コメント:実験材料の意味意義を考えてみましょう
____________________
____________________
____________________
____________________
細胞のライブ観察:経時的に固定染色し細胞を顕微鏡観察する
:その形の変化を下枠に素描しましょう。
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培養0分 |
培養10分 |
培養20分の素描/図 |
培養40分の素描/図 |
□Q1. 1粒2粒3粒の細胞
:どう説明する?・なぜ動く・どう動く?、
□Q2. 細胞培養実験の特徴:培養時間とは
:__________________
参考資料
細胞にも足があり内部には筋骨格系のような運動に関わる装置がある:細胞骨格と細胞運動
(画像クリックで拡大:左 Fig.22 中 Fig.23 右 Fig.24 )
<先頭行へ移動 ・ MTXパネルへ>
_____________________
_____________________
_____________________
以上でワークシート(実験学習)Aは終了
ワークシートB.
・・協議 「動物体の基本構造と動物生理の基本」
*表題
:ネコの前にサカナを置いたらどうなるか?
:体の中身の描き方
*目的:器官系に基づく体構造「2系6要素」という考え方を確認する
<本節(シート)の目的>
前節で「細胞実験」を行いましたが、「木を見て森を見ず」とならないためにも、動物体そのもの・体の中身「器官とその系統(器官系)」について作図作業(演習2、演習3)を行い「体の中身の考え方:動物生理の基本」ということを考えてみます(実施課題B)。
* キーワード. 構造:要素の配置と繋がり*
本節の実践サイト(講義テキスト・スライド集)は「実験講義2:演習1 」です。移動には「ココ」をクリック
Q1. 動物体には「器官系」区分がある。
11区分の名称を下欄に書いてください。
(ひらがなでもOK)
1.___系 2.____系 3.____系
4.____系 5.____系 6.____系 7.____系 8.____系 9.____系 10.____系 11. ____系・・・・・・・・・
Webサイト「描き見て考える:A3」/サイト移動には「ココ」をクリック
(X軸:個体・器官系、Y軸:部位/形状/名称/繋がり/区分/役割/仕組み/由来/その他)
挿入図#2 |
挿入図#3 :完成図 |
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疑問は何?:
_____________________
_____________________
_____________________
(器官系:部位/形状/名称/繋がり/区分/役割/仕組み/由来/その他)
挿入図:#5〔#35〕:2系6要素+α |
<答えのない質問> 左図/丸枠内の名称(器官系)を繋がりとして考えたい。矢印(*→*)で表してみよう。但し1用語に繋がる線分は2本までとする。ネコの前にサカナを置いたらどうなるか?も意識しよう。 ___________________ 実践サイトはココをクリック |
動物体には「器官系11区分とその順列配置」がある。下記に上の挿入図の結果をその順列で記せ
:1._C_→2.____→3.____→4.____
→5.____ →6.____→7.____
→8.____ →9.____→10.____
→11.____
演習4.動物生理の基本:2系6要素+α
Webサイト「描き見て考える」B1 〔#36〕
これまでの協議などに基づき器官系の考え方を下の配置図として完成させてみよう。
@ 系 | 背側:____系/体壁性器官(動物性器官) | ||||
→<__>→ | <__>→ | →<__>→ | |||
F____系 | G____系 | H___系 | I___系 | ||
←<______>→ J ______系 | |||||
A___ __系 |
B____系 | C___系 | D____系 | E____系 | |
→<__>→ | <__>→ | →<__>→ | |||
腹側:____系/内臓性器官(植物性器官) |
宿題3.「ネコの前にサカナを置いたらどうなるか?」を以上の経緯と動物生理の基本から解説してみよう。
______________________
______________________
______________________
ワークシート(実験学習)Bは以上
ワークシートC.
・・Exp2 「動物組織のバーチャル顕微鏡観察」
*表題:体の形は何からできている/無いと有るの境界には何がある?(演習2の発展)
*目的:ヘマトキシリン・エオシン(HE)染色の体組織構造の見方:体腔管腔その壁面
・・・・・・・・・・・・・・・・
<本節(シート)の目的>
前節で「管状構造に基づく動物体の描き方:2系6要素-器官系11区分」を行いましたが、その実物「体内構造:組織染色標本像」をバーチャル顕微鏡で観察します(実施課題C)。更に、それらに基づき、課題Bで扱った「体の形」とは何なのかについて協議しましょう。 実践サイトへは「ココ」をクリック。〔#37〕下の挿入図#6(MTZ-1):実践サイトの画像番号ではクリックすると拡大画像になる
上図はニジマス稚魚の組織切片染色像(4μmは薄切/ヘマトキシリン・エオシン染色)です。つまり「体の薄切り・2色で染めたらどうなるか?」という問いに対する解答です。そこで質問です。設問『既に行った演習2「体の中身の描き方:作図」で描いた「線」あるいは「形」とは実際には何からできていると思いますか?』
当該のWebサイト(上図の組織像)と下記(質問)を参照しながらその答えを見つけてください(協議しください)。つまり、「描いた線とは何・体の形は何からできている?」を考えましょう。「無いと有る」の境界には何がある? です。 論より証拠・されどロジックも必要です。質問1:画像は頭尾軸の傾斜縦断面(切断面)の画像です。具体的に分かりますか?(下敷き参照)。
質問2:例えば下記の観察部位(候補:分かり易い部位)を当該サイトで観察し協議し答えを見つけてください。
皮膚(0)、胃(27)、小腸(26)、大腸(31)、三半規管(4)、ネフロン(12)、質問3:体の中身の見方「体腔管腔その壁面/オモテ側とウラ側」とはどのような意味でしょう?
(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.25 中 Fig.26 右 Fig.27)
<先頭行へ移動 ・ MTXパネルへ>・・・・・・・・・・・・・・・
宿題6. 体内構造の基本
(体腔管腔その壁面:上皮組織と細胞シート)
下枠の図を指定サイトを参照して、その経緯/成り立ちを確認してよう。
挿入図#7 :サイト参照はココ |
挿入図#8 :サイト参照はココ |
挿入図#9 :サイト参照はココ |
挿入図#10 :サイト参照はココ |
ワークシート(実験学習)Cは以上
<本節(シート)の目的>
これまでの経緯と下記の質問などから、本講義の主な目的「動物細胞の基本的性質と動物体との関連性」ということを協議したいと思っています。つまり、階層性に基づく体構造(要素の配置と繋がり)の考え方です。実験とは何かを確かめること・表現してみること・共有命題とすること。
本節の実践サイト(講義スライド集)は「実験講義2:考察2,3、など」です。移動には「ココ」をクリック
・・・・・・・・・・・・・・・・
(画像クリックで拡大表示: 左 Fig.28 中 Fig.29 右 Fig.30 )
<先頭行へ移動 ・ MTXパネルへ>
(画像クリックで拡大表示:左 Fig.31 中 Fig.32 右 Fig.33 )
<先頭行へ移動 ・ MTXパネルへ>
(画像クリックで拡大表示 左 Fig.34 中 Fig.35 右 Fig.36 )
<先頭行へ移動 ・ MTXパネルへ>
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@ 接着・伸展:足場/基質となる物質(コラーゲンなど)を認識し、接着・伸展した。
キーワード「細胞外マトリックス、インテグリン、細胞接着」A 移動・配列:伸展細胞は隣接細胞と協調的に移動配列した。
キーワード「細胞骨格、細胞運動」B 増殖・接触阻害:隙間があれば分裂増殖し、隣接細胞と接すると増殖を停止する。
キーワード「細胞周期、シグナル伝達、接触阻害」C 細胞シートの形成:最終的に切れ目のない集落「単層の細胞シート」を形成した。
キーワード「上皮組織、オモテ側」D 機能発現/分化:培養条件を整えると機能的な細胞となる。最終的には細胞死に至る。
要約:細胞の基本的な性質とは「足場依存性と細胞シートの形成」である(細胞の社会性)。
ワークシート(実験学習)Dは以上
ワークシートE-1.
E-1. 補足1
「細胞構造の基本:細胞くんの描き方」
<本節(シート)の目的>
これまでの実験・演習・考察から「細胞」という基本単位の役割や意義、特に「足場依存性、細胞シートの形成」といった基本的な性質がイメージできたと思う。細胞は確かに重要かも、という気分になってくれたと思う。そこで本節では細胞の構造を考える。つまり、「細胞は基質に接着する」とはどのような構造・要素に基づくものか、などのイメージを作る。「細胞くん」というマンガチックな概念図を描く。それ本当?という気持ちで対応してほしい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
質問:細胞の内にはどんな要素がある・その配置はどこ・どのように繋がっている?
体の要素は「形と役割」を示す。
挿入図#11 |
挿入図#12 |
1) 膜系構造物
:細胞膜、核膜、小器官膜(小胞体膜)など ___________________
2) 核内構造物:染色質、核小体、クロマチン
_________________
3) 細胞接着装置:緻密結合、接着斑/デスモゾーム
______________
4) 細胞骨格:アクチン繊維、微小管、中間径繊維
_______________
5) ATP合成装置:ミトコンドリア
____________________
6) 蛋白合成装置:粗面小胞体、遊離リボゾーム
________________
7) 脂質合成装置:滑面小胞体
____________________
8) 修飾包装装置:ゴルジ装置
______________________
9) 分解排出装置:ライソゾーム、小胞体
_________________
10)分裂装置:中心小体、紡錘糸、収縮環/アクチン ______________
______________________
______________________
______________________
______________________
補足:体内には300種類くらいの細胞がある。腸の吸収上皮細胞、目の視細胞、体側筋の筋細胞(筋繊維)、結合組織の線維芽細胞、膵臓の内分泌細胞、胃の外分泌細胞、脳の神経細胞など。しかし、その全ては上記「細胞くん」の変形と考えることも可能かもしれない。体は一粒の細胞からできてくる・細胞と細胞間物質でできている(由来:細胞説)。サイトは「描き見て考える」のG-3。
なに・なぜ・どうして・どのようにして
:それ本当?
ワークシート(実験学習)E-1は以上
ワークシートE-2. 補足2
:細胞機能(動物生理の基本2系6要素の展開)
演習6:「細胞生理機能の基本」
・・・Webサイト:描き見て考える/H-1
<本節(シート)の目的>
これまでの経緯を再確認(復習)してみると、階層性のマクロ域「個体から細胞」に関わる基本を修めたということになりますが、現代生物学では階層性ミクロ域「細胞から分子」の学習にも重点が置かれています。つまり、細胞の分子生物学です。そのためには、これまで同様に基本命題(共有命題)が必要です。そこで本節では「細胞そのものは何をしている?」という観点から取組みたいと思います。つまり、複雑なことでも考える筋道は確かにある、ということを実感してほしいと思っています。実践サイトは「細胞内機能の考え方」です。文字列をクリックして参照しましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
挿入図#11 :階層性 |
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質問:細胞は体の基本単位である(最重要課題)。では細胞そのものは何をしている?と思いますか。思いつくまま平易な表現で個条書きにしてみよう(面白いユニークなことでもOKです) 1)_________________ 2)_________________ 3)_________________ 4)_________________ 5)_________________ |
2.細胞生理機能の考え方 (Z軸.機能の基本)
演習4で示したように器官系は特有の役割/働きを示しす(示していた)。それでは、例えば、細胞でも同様であると想定し、器官系の役割に対応させ、細胞は 「・・・・」をしている、という様式考えてみよう。下記を表記してみよう(演習4を参照)
器官系 区分 |
器官系(その役割)に対応させた「細胞の働き」を考えてみよう (その場合の細胞生理に関わるキーワード も列記してみよう) |
1. 外皮系 | 細胞は 「・・・・・」をしている :_________________ |
2. 消化系 | 細胞は 「・・・・・」をしている :_________________ |
3. 呼吸系 | 細胞は 「・・・・・」をしている :_________________ |
4. 循環系 | 細胞は 「・・・・・」をしている :_________________ |
5. 泌尿系 | 細胞は 「・・・・・」をしている :_________________ |
6. 生殖系 | 細胞は 「・・・・・」をしている :_________________ |
7. 感覚系 | 細胞は 「・・・・・」をしている :_________________ |
8. 神経系 | 細胞は 「・・・・・」をしている :_________________ |
9. 筋系 | 細胞は 「・・・・・」をしている :_________________ |
10.骨格系 | 細胞は 「・・・・・」をしている :_________________ |
11.内分泌 | 細胞は 「・・・・・」をしている :_________________ |
参考資料:細胞機能に関わるキーワード 〔#58)
下記は細胞生理機能に関わるキーワードである。また、上記の「細胞は・・・をしている」に関連したキーワードである。教科書などではどのような扱いか、調べてみよう。
仕分けの基準:細胞構造に関わるキーワード (下の括弧枠には教科書・図説集から用語を記述する) |
教科書 の単元 項目 |
器官系 の対応 区分 |
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# | 頁と図番号など | ||
1 | 細胞膜、脂質2重層、 流動モザイク、多機能性 ( __________) |
||
2 | 低分子の膜輸送 :能動/受動/共同/浸透, チャンネル ( __________) |
||
3 | 解糖/TCA/電子伝達系・ ATP合成:内呼吸 ( __________) |
||
4 | 物質代謝系 (糖/アミノ酸/脂質/核酸) ( __________) |
||
5 | 修飾/分泌/分解、小胞体輸送 ( __________) |
||
6 | 遺伝子DNA複製、 分裂増殖、細胞周期 ( __________) |
||
7 | 受容体(レセプター) ( __________) |
||
8 | リン酸化酵素、 2ndメッセンジャー、 ( __________) |
||
9 | 細胞骨格(アクチン線維 /微小管/中間径線維) ( __________) |
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10 | 遺伝子発現 (DNA→RNA→蛋白)、 ( __________) |
ワークシート(実験学習)E-2は以上
生きているとは、外部状況との対応に基づき自律的・基本的プロセスとその経験値を大切にすること。肉体労働と共有命題を大切にすること。
終わりです。今日はありがとう。・・・・・・・・・・・・・・・
<終わりのメッセージ>
知らないことは分からない。
分かってしまえば当たり前。何かが気になる当たり前。
気になることはどうしよう。気になることは無視しよう。
気になることは大切にしよう。さて君はどうしよう。
なに・なぜ・どうして・どのようにして。きっと共有命題が助けてくれる。
生きているからそう思いたい。きっと経験値が窓を開くはず。
W. 補足資料
:本編に関わるPDF資料
(ワークシート、発表論文など)。
1)本編で用いた実践ワークシート(A-E)、
本編は以上で終わりです。
下記(Fig37〜)は実践講義に用いる補足図一覧
<個体生物学の学習前提>
(羽曽部オリジナルの学習内容構成原理)
(画像クリックで拡大:左 Fig.37 中 Fig.38 右 Fig.39 )
(画像クリックで拡大:左 Fig.40 中 Fig.41 右 Fig.42 )
<先頭行へ移動 ・ MTXパネルへ>
(画像クリックで拡大:左 Fig.43 中 Fig.44 右 Fig.45 )
<先頭行へ移動 ・ MTXパネルへ>
*
(画像クリックで拡大:左 Fig.46 中 Fig.47 右 Fig.48)
<先頭行へ移動 ・ MTXパネルへ>
*
(画像クリックで拡大:左 Fig.49 中 Fig.50 右 Fig.51)
<先頭行へ移動 ・ MTXパネルへ>
*
(画像クリックで拡大:左 Fig.52 中 Fig.53 右 Fig.54)
<先頭行へ移動 ・ MTXパネルへ>
(画像クリックで拡大:左 Fig.55 中 Fig.56 右 Fig.57)
<先頭行へ移動 ・ MTXパネルへ>
(画像クリックで拡大:左 Fig.58 中 Fig.59 右 Fig.60)
<先頭行へ移動 ・ MTXパネルへ>